【2017.03.25】植生調査、散策道の植物観察
調査に少し時期的に早めの企画で成果がないのではないかと心配でしたが今しか咲かない
シキミの花、ヒサカキの花を観ることができ感激でした。
3カ所の植生調査地でも新たにフユイチゴ、クサイチゴ、バニシダが見つかり成果をみることが出来ました。
植生調査地
10時開始で2号調査地から始めました。大木の切株を切り落とすこと萌芽を切るようなど指導がありました。
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2号調査地から開始する |
金太郎広場周辺
2,3号調査地の観察終了後、金太郎広場通過時にシキミ、ヒサカキの花が咲いていました。各木の花や葉を揉んで匂いを確認しました。
他に小さいながらビナンガズラが観られました。
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シキミの花 |
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ヒサカキの花 |
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薄紫色の馬酔木の花
植生調査地からR1ルートを経て、Y字路に至る間に太いフジ蔓やテイカズラが多い。
住宅地に接近し園芸・庭園用の植物が飛んできてか柊南天、ヤツデ、青木、タブノキがあり不要で除去
すること。
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Y字路付近
コバノミツバツツジ群生地
金時の墓から四国88カ所ルートを観察しコバノミツバツツジ群生を通りコジイ保
護林を通って散策を終了しました。
保護林の手入れについて、クチナシを増やして間に植えるとよい。コジイは立派な
板根が出来ているので良い教材になる。
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コバニミツバツツジ群生地 |
昼食:勝輪館で懇談しながら昼食会
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昼食:全員一緒に勝輪館で情報交換をしながらの昼食会
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質疑
1.先生より今日観察した植生について説明がありました。
2.つき山の捉え方について意見交換
・畑、栗園などが出来て広場一帯ではなく不似合いとなっている。裏の寺山全体を
つき山とする。
・公園と里山が混同している傾向がみられるがその線引きは難しい
・植生調査地や長尾山にない植物は不適当ではないか。
3.今後の方針について
参加者から質問がありましたので、来年度の目標が未定ですが
①コバノミツバツツジ群生の育成
南側斜面(R1)にも群生が観られ全山広がっている、将来のイメージとして
満願寺は春:コバノミツバツツジ、秋:紅葉で被われたお寺になる
②里山整備と管理
③谷川整備し生物多様性維持
まとめ
院主さんから今年の秋は「里山祭り」をやりましょうと提案がありました。